・大豆・卵・小麦・牛乳などによる食物アレルギー症状
5歳男の子
現在までの症状と経過
生後2ヶ月頃より、ほっぺがただれ始め顔全体になる。
大豆・小麦は除去せず本人も食べていた。
生後まもない時
アナフィラキシー歴有り
次第に反応するようになり、この2年間位、しょうゆ・みそまで除去しているが、
少量でも反応するようになっている。
その他、メロンを食べるとのどがかゆくなる。
小豆は食べられるが大豆は湿疹がでる。
外食時は麺類(小麦粉)などは避けて、ビーフンなど食べている。
調味料はみそ・しょうゆを避けて塩を使う。
食べられる物がなくなっており困っていることで来院された。
除去食をしていれば湿疹は抑えられてきた。
しかし、子供の大切な成長時に栄養が行き届かなくなれば
体調が不安定になってくる。
風邪を引きやすい、頭痛、お腹の調子が悪くなる・・・
現在の食生活について
主食:酵素玄米
アマランサス 雑穀 野菜
だし:こんぶ しいたけ かつお
甘いものよりも塩辛いものを好む
現在小学生になり給食ではなく弁当を持参している。
平成21年3月 アレルギー検査
平成22年5月 アレルギー検査
2011年8月下旬:栄養素から除去療法をはじめていく。
除去項目:
カルシウム・ビタミンC・ビタミンB・砂糖・鉄の除去
この時点ではコンビニの昆布(調味料)おにぎりを食べられた。
外食で調味料の入った料理を食べると湿疹がいつもの量を口にいれても、反応がでなかったと報告がありました。
2011年11月・12月
ビタミンA・ミネラル全般の除去
ヒヨコマメを食べて顔に湿疹が出たと連絡入る。
2012年3月
塩・イースト菌全般の除去
2012年6月
酸・アルカリ・ホルモン全般の除去
2012年7月
卵関連の除去を開始する。
卵レクチン 卵オボムチン 途中
久しぶりに豆腐が食べたくなり少量食べられた湿疹が出なかったと報告ありました。
しかし、卵の除去は始まったばかり、大豆系、穀物系(小麦)の除去はしておりません。
安心してはいけませんし食べないようにしてください。
2012年8月
枝豆が食べたくなり、食べてしまったようです。
食後、顔に湿疹がでました。
安心してはいけません、食べないで下さい。
卵関連の後は、大豆タンパク(レクチン類)の除去が待っています。
体は必要としているので吸収障害ではさらに欲したくなります。
タンパクは大切なエネルギー源です。
この除去療法は目指すゴールは同じでも、ウサギさんとカメさんの
どちらかに例えるなら、カメさんです。
症状は大切ですが、目的は体質改善です。
酸性体質(アレルギー体質)→弱アルカリ体質です。
目指すゴールは同じです。
なぜ先に卵や小麦を除去しないのですか?
それはアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)の反応を後回していきます。
安全にしていくため栄養素の中でも最後にもっていきます。
なぜ栄養素(たんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル・酵素)が重要なのですか?
体は何から作られているのか考えると。体の60%は水分、それ以外の大部分は
たんぱく質・脂質・糖質・核酸・ミネラル(無機質)からできております。
では口に入れる食物は何からできているのか?あなたがニンジンアレルギーだとしたら、
ニンジンの成分はタンパク質・脂質・糖質・ビタミンミネラルの成分があります。
人間とニンジンの共通する部分がありますね。たんぱく質・脂質・糖質・ミネラルですね。
ということは栄養素にアレルギーがあると、ニンジンを摂取しても腸で吸収されません。
体は反発するばかりで元気にはなれません。
栄養素にアレルギーがあり吸収障害になるとどうなるのですか?
食べてもあまり吸収されません。しかし、体は必要なので非常に欲したくなります。
あなた健康の維持のためにサプリメントを摂取しても吸収されませんので尿か便に流れてしまいます。もったいないですがこれらの分解・排泄により内臓が疲れることでしょう。
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